Assessment System 〜 査定システム 〜

給与体系と査定システム

リンケージでは、毎年1月から3月までの3ヶ月間を掛けて査定を行い1年間の給与を決定しています。 下図の給与体系に示す通り、職能給の設定は当社独自の査定システムを採用し、本人の職務遂行能力や技能を考慮して各人別に金額を設定しております。

査定システムは、社員が意欲を持って業務に従事し、また自分が今後どう成長して行けば良いのか目標設定の明確化を図ることを目的としている当社独自のシステムです。

【等級表】

※査定結果から1級〜10級の等級が決定され、等級表の金額に従って金額が決定する。

等級の決定方法

等級表の規定に従い、職能要件表から査定した点数を1級〜10級の等級に当てはめ、等級を決定します。

職務要件表には、「組織的な職務遂行能力」や「技術力」などに対して、求められる職能要件が詳細に明示されており、それら要件それぞれに特定の基準点が設定されています。 査定を行う際は、査定対象者がクリアしていると判断できる要件に設定されている基準点の合計を算出し、その合計点を査定点として等級表の規定に従い等級を決定します。

【職能技能表】

※職能要件表の詳細
例えば「技術力」に関しては6項目のフェーズに分け、さらに、それらのフェーズの中で求められるスキルが詳細に明示され、基準点が設定されている。


あくまで目安ですが、職務要件表から決定される等級に該当するスキルレベルは下記の通りになるよう設定されています。

1級 入社2,3年で教育を必要とするレベル
2級 業務遂行において上司のサポートを必要とするレベル
3級 単独で業務遂行可能なレベル
4級 チームリーダーとして業務可能なレベル
・本人を含めた3名程度のチームのリーダー
5級 プロジェクトリーダーとして業務遂行可能なレベル
・そのプロジェクトにおける人、物、金の管理ができる
6級 グループリーダーとして業務遂行可能なレベル
・複数のプロジェクトの管理ができる
7級以上 管理職または専門技術者

査定の流れと査定システムの特長

初めに査定対象者は、指定の査定表に職務要件表から自己査定した査定点と、その査定理由や今後の目標などをコメントとして記入することになります。 次にその査定表を上長(複数名)に提出し、上長は同じように査定対象者の査定点とコメントなどを記入し、役員会議に提出します。 役員会議では査定対象者の自己査定内容や上長の査定内容が考慮され、本査定が決定されます。 どのフェーズにおいても、双方の査定の違いがあまりにも大きかった場合や、会社、査定対象者双方の査定の違いがあまりにも大きかった場合など、その査定内容に対して説明を要求することもあります。 本査定の決定後には個人面談の機会が設けられ、本査定結果の内容説明と今後のスキルアップのためのアドバイスなどが行われ、今後どう成長して行けば良いのか、目標設定の明確化を図るとともに、給与に関して双方納得の行く形で金額を設定することが可能になっております。

求められるスキルを明確に示した職務要件表をベースに給与の査定を行い、査定には自己査定という形で査定対象者本人が参加し、役員や上長が査定した内容は査定対象者に対してすべてオープンにしています。 これは査定システムの最大の特長であり、会社と社員双方の考え方などのミスマッチを取り除く要素のうちのひとつであると言えます。


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